バス運転手が偏光サングラスを着用するメリットは大きいです。目の疲労感を軽減するだけではなく、西日対策になります。まぶしさや目の疲労感は、バス運転手の健康を守るだけではなく、事故防止の観点からも有効といえるのです。偏光サングラスを導入した会社やメリットとデメリットをチェックしてみてください。
偏光サングラスの実証実験を続けた結果、正式に導入したバス会社もあります。一般、高速バス、貸切バスで、運転席のみ着用するケースです。従来はサンバイザーや日除けスクリーンを使っていたのですが、バスの大きなフランとガラスの場合、西日が強いときに運転手は眩しさを感じていました。
サングラス着用の実証実験の結果、お客様アンケートでは「よい」と評価したのが55%、どちらでもないが42%で、よくないが3%という結果です。自由記述の内容では、安全面へのメリット、運転手の目を守るという意味でいいなどが見受けられました。
乗務担当社員も、9割の社員が着用後の視認性や使用感のよさ、疲労感の軽減について評価しています。乗務員とお客、どちらにもメリットがあるという結果です。
視界がクリアになります。光の乱反射をカットできるため、運転中でも視界が不明瞭になりません。目への負担も軽減できます。夕方頃の西日の場合、運転中、まぶしさで視界が遮られることも多いです。そのまま走れば大事故につながりかねないため、安全面を考えるためにも偏光レンズは有効です。
スマホやカーナビを使用する際には注意が必要です。液晶画面に偏光フィルムが貼られているタイプだと、サングラスとの相性が悪く、モニターが見えづらくなるからです。角度によって、表示された文字や画像がゆがんでみえる、見えなくなるケースがあります。
偏光レンズは長時間、水に濡れていると水分の浸透による変形や視界の悪化の可能性があるからです。ポイントは長時間で、水が付着する程度では問題有りません。付着したら拭き取ったほうが安全を確保するためには大切です。
また、夏場、社内に置いたままなのよくありません。レンズ部分と偏光フィルムの熱膨張率が違うため、変形し、偏光フィルムが避けるリスクがあります。
紫外線が肌に与える影響と比べると、紫外線が目に与える影響は軽視されがちです。しかし実際には、角膜は皮膚と同じくらい紫外線の刺激に敏感で、紫外線による「目の日焼け(角膜の炎症)」は様々な病気を引き起こします。
大きく分けると、紫外線による角膜の炎症には、急性と慢性の2種類があります。急性の炎症は、安静に過ごせば1~2日程度で自然に治るものがほとんどですが、急性の炎症が短い頻度で繰り返されると慢性な炎症の原因となります。
紫外線角膜炎は、角膜が一度に大量の紫外線にさらされた時に起こる急性の炎症です。スキー場などで起こることが多いことから、雪目や雪眼炎とも呼ばれることもあります。
紫外線角膜炎になると、充血やゴロゴロとした違和感、痛みといった症状が現れますが、安静に過ごせば発症から24~48時間程度で自然に回復します。
翼状片は、白目(球結膜)が目頭の方向から黒目(角膜)に覆いかぶさるように増殖した状態です。充血や違和感、眼精疲労、ドライアイといった症状が現れます。
翼状片の発症の原因は分かっていませんが、農家や漁師など、野外での活動時間が多い人に多く見られることから、紫外線が関係していると考えられています。また、翼状片は進行が遅いことから、多くの場合外来で経過観察を行いますが、場合によっては15分程度の軽い手術が必要となるケースもあります。
最も患者数が多い目の病気の一つである白内障にも、紫外線が関係しています。紫外線を多く浴びることで、水晶体のたんぱく質が変質しやすくなることが分かっているのです。
白内障になると水晶体が濁ってしまうため、視力が著しく低下したり、光をまぶしく感じるようになったりします。日常生活が送れなくなるほど症状が進行した場合、水晶体を摘出してレンズと交換する手術が必要です。また、さらに症状が進行すると、失明に至ることもあります。
白目(球結膜)が黄色いシミ状に盛り上がった状態が瞼裂斑です。充血や痛み、違和感といった症状が現れ、 コンタクトレンズや加齢、紫外線が原因であるとされています。
瞼裂斑は程度が軽いうちは放置しておけば自然に治りますが、見た目が悪くなることから気にする人も多くいます。ただし、症状が進行し瞼裂斑炎になると自然回復は難しくなり、薬での治療が必要です。
加齢黄斑変性は、網膜の中心にある黄斑部と呼ばれる部分に出血やむくみが起きた状態のことを指します。加齢や喫煙が原因として挙げられますが、紫外線も関係しているとされています。
症状としては、視界の中心がぼやけ、見たいものが見えなくなる等があります。もともと欧米人に多かった加齢黄斑変性ですが、最近は日本人の患者も増えています。とくに、喫煙習慣のある70歳以上の男性に多く見られます。
日焼けが原因で目に痛みや違和感、まぶしさ、充血といった症状が現れたら、十分な睡眠をとりつつ、安静に過ごしてください。多くの場合、24時間~48時間程度で自然に治るはずです。なお、どうしても目薬を使いたいという場合、ヒアルロン酸目薬といった刺激が少ないものを選んでください。
もし、48時間後に痛みや違和感がまだ残っているという場合、早急に眼科で診察を受けて下さい。
転職を考える上で考慮すべきポイントはたくさん。愛知県でバス運転手への転職を検討しているなら、企業規模と給料と福利厚生に注目することが、本当の安定性に繋がります。おすすめの3社を厳選しました。