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バス運転手の仕事の魅力は?

バス運転手のイラスト

バス運転手の仕事にはどんな魅力があるか、バスならではの仕事の面白さ、やりがい、楽しく働くために気を付けたいことをお伝えします。現役バス運転手に行なったアンケート結果も掲載。

バス運転手の仕事の面白さとは?

お客様と一期一会の出会いがある

バス運転手ならではの魅力が、さまざまなお客様と一期一会の出会いがあること。路線バスであれば地域の人と親しくなったり、幼稚園の送迎バスでは子供たちの成長を見守ったり、観光バスでは一生記憶に残る思い出に立ち会えたりするでしょう。お客様から直接感謝の言葉を貰う機会が多い仕事です。

一人で仕事をこなし、社会に貢献できるやりがい

バスに乗車した瞬間から、お客様の命を預かるのは自分一人。目的地まで届けたり、楽しい旅を演出したりと、大きなやりがいが感じられます。職場の上司や同僚との人間関係に悩む煩わしさが少ないのも魅力です。

安定した給与で長く楽しみながら働ける

大手バス会社などに所属すれば、仕事量が安定していて、給与などの待遇も良いのがバス運転手の仕事です。路線バス・観光バス・送迎バス、全てのバスに乗車できる会社もあり、歳を取ってからも新鮮な気持ちで楽しみながら働けます。

バス運転手の仕事に感じるやりがい

全国的にも知名度の高い観光バス会社「はとバス」では、現役バス運転手へのこんなアンケート結果が出ています。

■この仕事をしていて嬉しかった事は?
お客様から「ありがとう」と言われた時(60%)
仕事先の旬のものを観たり食べたりできた(25%)
家族を自分の運転するバスに乗せたこと(3%)など

やはり「お客様から感謝されることがやりがい」というバス運転手が多いようです。観光バスの仕事を一言で表現するなら?という問いには「楽しい」「究極のサービス業」「職業運転士の最高峰」などの声も挙がっています。

バス運転手として楽しく働くために大切なこと

バス運転手として楽しく長く働くためには、自分に合ったバス会社を選ぶこと、きちんと体調管理を行うことが大切です。シフト制の仕事なので、時期によっては連続的な勤務で生活が乱れることも。待遇が良く、休める時にきちんと休みが取れる会社で働くのが、この仕事を長く続ける条件とも言えます。
会社を選ぶ際は、勤務スタイルや休暇制度、福利厚生等の他に有休の取得率もチェックしておくのがおすすめです。また事故などのトラブルを起こさないために休日は体のメンテナンスをするなど、体調管理に気を付けましょう。

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バス運転手の基本業務と特徴

バス運転手の方々は、日々お客さんを安全に、そして時間通りに目的地までお送りするという大切な役割を担っています。営業職のように厳しい販売ノルマは基本的にありません。どこかの企業でモノを売らなければならないというような目標設定は少なく、運行スケジュール(ダイヤ)を守ることが何より大切です。渋滞や天候不良など、思うようにいかない状況もあるかもしれませんが、できるだけ定刻通りの運行を心がけることが使命となります。

さらに、バス運転手の勤務形態は「一日完結型」であることが多く、仕事を家に持ち帰る必要はほぼありません。営業職などでよくある「ノルマに追われて残業」というケースが少なく、オンとオフの切り替えがしやすいといえます。ただし、路線や会社によっては、回数券やカードの販売促進を行うよう促される場合があります。これらは厳しいノルマとして課されることは少なく、「可能な範囲でお客さんに案内する」といった緩やかなものにとどまることが一般的です。

一日完結のメリット

一日の業務が終われば、その日の仕事を持ち帰ることはないため、プライベートの時間をしっかり確保しやすいです。会社で行う運行管理や事務処理を終えれば、残りの時間を自由に過ごせます。

ただし、観光バスや高速バスでは遠方への運行スケジュールによっては「泊まり勤務」が発生し、必ずしも当日中に勤務が終わらない場合もあります。

それでも、一般的なデスクワークのように資料やデータを自宅へ持ち帰ってこなす必要は少なく、オンとオフを比較的切り替えやすい職種といえます。

バス運転手の仕事には他にもさまざまな魅力が

国家資格を活かした豊富なキャリアパス

大型二種免許を基盤に、経験を積むごとに教習指導員や運行管理者、安全教育担当といった専門職へステップアップできます。運転現場を離れても培ったノウハウを活かせるため、年齢を重ねても安心してキャリアを描けます。会社によっては管理職や経営企画部門への道が開かれていることも少なくありません。

自分のライフスタイルに合わせやすいシフト制度

路線によって早朝・日中・深夜の便が設定されており、会社側も運転手の希望を反映してローテーションを組むケースが増えています。子育て中は昼間固定、収入を重視する時期は夜行高速バスなど、ライフステージに合わせた働き方を選択できます。副業制度を導入するバス会社も出てきており、多様な働き方が実現可能です。

四季の風景と土地の文化を感じる「働く旅」

都市部の路線でも桜並木やイルミネーション、山間部の紅葉や雪景色など季節の移ろいを最前席で楽しめます。観光バスなら地域の祭礼や花火大会、期間限定イベントに合わせた運行を担当することもあり、乗務そのものが小旅行のようです。運転手自身が車窓の景色に癒やされることは珍しくありません。

地域インフラを支える使命感

鉄道のないエリアや高齢化が進む地域では、バスが住民の生活動線を守る動く公共財です。通学・通院・買い物など日常の移動を支えることで、まちの活力を維持する役割を果たします。日々の運行が地域の未来をつくるという実感は、この職業ならではのやりがいです。

強固な安全文化と仲間の連帯感

点呼や車両点検、アルコールチェックをはじめとした安全ルールが徹底されており、整備士や運行管理者と情報共有しながらリスクを未然に防ぎます。同じ便の乗務員同士で道路状況を報告し合う文化も根付いており、単独運転でも仲間に支えられている安心感があります。

環境負荷低減に直接貢献

乗用車をバスに置き換えるだけで一人当たりのCO₂排出量を大幅に削減できます。さらに電動バスなどを運転することで、次世代モビリティの普及に直接かかわれる点も魅力です。自分の仕事が地球環境の改善につながるという誇りは、他職種では得難いでしょう。

制服と大型車両が生むプロとしての誇り

清潔感のある制服に袖を通し、全長10mを超える車体を自在に操る姿は多くの人の目に留まります。運転技術や接客マナーを評価される場面も多く、子どもから大きなバスのお兄さん・お姉さんと憧れられることも。プロフェッショナルとしての誇りが日々のモチベーションになります。

バスの種類ごとに異なる楽しさと魅力

バス運転手の仕事は、乗務するバスの種類によって感じられる楽しさや魅力にも違いがあります。観光バス・送迎バス・高速バスそれぞれの特色を活かしたやりがいについても知っておきましょう。

観光バス運転手の魅力

観光バスの運転手は、「旅の案内役」として日本各地を巡る楽しさがあります。毎日同じ道を走る路線バスとは異なり、観光バスでは行き先も乗客も日々変わるため新鮮な気持ちで働けるのが魅力です。

長距離のツアーではお客さんと接する時間が増え、別れ際には名残惜しさを覚えるほどの交流が生まれることもあります。旅先で美しい景色を眺めたり、待機中に土地の美味しいものを味わったりと、「働きながら分を味わえる」点も観光バスならではでしょう。また、乗客の楽しい思い出作りに貢献でき、ツアー終了時に「ありがとう」と直接感謝の言葉をいただける場面が多いのも大きなやりがいです。

観光バス運転手はプロドライバーの花形とも言われ、社内試験や下積みを経て任されるケースも少なくありません。大型車両を自在に操り、旅の安全を支えるため、誇りを感じやすいはずです。そして季節ごとに変わる観光ルートを走るため、ルーティンワークになりにくく、常に運転技術や地理の知識を磨ける点も魅力といえます。観光シーズンは多忙になりますが、そのぶん終業後の達成感は格別です。お客様の一生の思い出に残る旅を演出できる観光バス運転手の仕事は、やりがいに満ちています。

送迎バス運転手の魅力

企業や学校、病院などの送迎バスを運転する仕事は、利用者と顔なじみの関係を築ける温かさが魅力です。毎日決まった利用者を乗せることで、お子さんの成長を見守ったり、社員や患者さんから感謝の言葉をかけてもらえたりと、身近な存在として喜ばれる場面が多くあります。

送迎バスは「なくては困る足」として必要とされる交通手段のため、人の役に立っている実感を日々得られるでしょう。

働き方の面でも送迎バス運転手には魅力が多くあります。担当するルートや時間帯が固定されていることがほとんどで、毎日ほぼ決まった勤務時間で終えられる安定感があります。

特徴として、長距離や深夜の運転が少ないため、生活リズムを崩しにくいのも嬉しいポイントです。移動距離が短く一回の運転時間も短いため、高齢のドライバーでも無理なく勤まる仕事と言われています。

また、送迎バスは基本的に無料で利用されるケースが多く、運賃収受の業務がないため乗客から理不尽なクレームを受けにくいという利点もあります。人とのコミュニケーションが好きで安定した働き方を求める人にとって、送迎バス運転手は魅力的な職業と言えるでしょう。

高速バス運転手の魅力

都市と都市を結ぶ高速バスや夜行バスの運転手は、ダイナミックな運行を担う醍醐味があります。高速道路を利用して長距離を走るため、仕事の一環で各地へ行けるのはまさに「旅行感覚で働ける」メリットです。

休憩で立ち寄ったサービスエリアでご当地グルメを味わったり、夜行便では満点の星空や都会の夜景を眺めたりと、長距離ならではの楽しみも味わえます。加えて、高速バス業界は新しい車両導入のサイクルが早く、最新の大型バスやハイテク機器をいち早く運転できる点も車好きにはたまりません。

高速バス運転手は総じて給与水準が高めなのも魅力です。長時間勤務や夜勤が多い分だけ手当が充実しており、路線バスや観光バスに比べて待遇が良い傾向があります。経験を積めばさらに収入アップを目指すことも可能で、会社選び次第では好条件で働けるチャンスも広がるでしょう。

また、高速バスは基本的にワンマン運行(または交代制)で乗務中にお客様と会話する機会は多くありませんが、目的地に着いた際や休憩中に「ゆっくり休めました」「ありがとうございました」と声をかけてもらえる場面があり、大きなやりがいを感じます。

その他、几帳面な安全運転や静かな夜行運行に対して感謝の言葉をいただけることもあり、陰ながらお客様の快適な旅を支えている誇りを実感できるでしょう。大きな車両を任される責任感と、それに見合う達成感を味わえるのが高速バス運転手の魅力です。

まとめ

バス運転手の仕事をより楽しむためには、路線バス・送迎バス・観光バス、高速バスなど、いろいろなバスの乗務を経験してみるのもおすすめです。当サイトでは、複数種のバスを運行している会社を多数紹介していますので、自分に合いそうな会社を探してみて下さい。

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引用元:名鉄バス公式サイト https://www.meitetsu-bus.co.jp/recruitment/cyuuto/index.html

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三重交通公式サイトキャプチャ

引用元:三重交通公式サイト https://www.sanco.co.jp/company/recruit/lp/all/

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